マーケティング

インフルエンサーマーケティングとは?メリット・デメリットとSNS別の成功事例

インフルエンサー マーケティングとは?

「そもそもインフルエンサーって何?定義は?」
「インフルエンサーマーケティングを始めたい」
「インフルエンサーマーケティングの成功事例が知りたい」

というように、インフルエンサーの意味や定義を知りたい方、インフルエンサーマーケティングを始めるために成功事例を知りたいというマーケティング担当者の方も多いと思います。

そこでこの記事では、インフルエンサーの定義を始めとし、インフルエンサーマーケティングのメリットやデメリット、各SNSでの成功事例を紹介しています。

また、おすすめのインフルエンサーマーケティング会社やインフルエンサーの選定方法も記載しているので、ぜひ参考にしてください。

そもそもインフルエンサーとは?

インフルエンサーとは?

「インフルエンサー(influencer)」とは、影響や感化という意味を持つ「influence」という言葉が語源となっており、人や世間に与える影響力の強い人物のことを指します。

活動をしているSNSによって、ユーチューバーやインスタグラマー、ティックトッカーなど、さまざまな呼称がありますが、その総称をインフルエンサーと言います。

TikTok Lab 運営
TikTok Lab 運営
インフルエンサーという言葉は、ブログ利用者が急増し始めた2007年頃に使われるようになりました。カリスマブロガーと呼ばれる人達がいたのも記憶に新しいと思います。

インフルエンサーの種類はフォロワー数で決まる

インフルエンサーの定義

インフルエンサーの中でも、SNSのフォロワー数によって種類分けがされており、フォロワー数が多いほど影響力が高いです。

2022年10月現在では、複数のSNSで並行して活動するのが主流となっており、活動しているSNSのフォロワー数の合計で定義付けることが多くなっています。

トップインフルエンサー(100万人以上)

トップインフルエンサーは、フォロワー数が100万人を超えるような、世間からの知名度が非常に高いインフルエンサーを指し、人気芸能人や有名タレントが該当します。メガインフルエンサーと呼ばれることもあります。

フォロワー数がとにかく多いので、リーチ力は非常に高いですが、コメントやいいね、リツイート、シェアなどのエンゲージメント(リアクション)は少なくなる傾向にあります。

TikTok Lab 運営
TikTok Lab 運営
トップインフルエンサーは、芸能人に次いでユーチューバーが多いです。他のSNSに比べると、ユーチューバーが最もテレビ進出を果たしています。

ミドルインフルエンサー(10万人以上)

ミドルインフルエンサーは、フォロワー数が10万人を超えるインフルエンサーを指します。テレビやマスメディアへの露出は少ないものの、SNSで大きな人気を獲得している人が多いです。

このフォロワー規模になってくると、事務所に所属していることがほとんどです。何かの案件をきっかけに爆発的に伸びることもあり、今後の伸びを見越して先にPR施策を実施するマーケ担当者もいます。

マイクロインフルエンサー(1万人以上)

マイクロインフルエンサーは、美容系やグルメ系など、特定のジャンルに特化していることが多く、各ジャンルに興味関心の高いフォロワーが集まっている傾向にあります。

トップインフルエンサーやミドルインフルエンサーに比べて、フォロワーとの距離感も近いので、エンゲージメントが高い傾向にあります。

ナノインフルエンサー(1万人未満)

ナノインフルエンサーは、フォロワー数が1千人~1万人のインフルエンサーのことを指し、広くは認知されていないものの、ある一定のジャンルやコミュニティで知られている人といったところです。

フォロワー数は比較的少ないものの、友達感覚で繋がっている人やコアなファンが多いので、マイクロインフルエンサーよりもさらにエンゲージメントが高い傾向にあります。

TikTok Lab 運営
TikTok Lab 運営
最近では、マイクロインフルエンサーやナノインフルエンサーに安価でPR投稿を依頼できるサービスも増えています。

インフルエンサーマーケティングとは?

インフルエンサーマーケティングとは、InstagramやYouTubeなどの主要SNSをはじめとする各メディアにて、企業の商品やサービスのPRをインフルエンサーに依頼し、消費者への認知拡大や販売促進を促すマーケティングの手法です。

企業が消費者に対して、直接的にメッセージを発信するSNS広告などの従来型のマーケティング手法に比べ、インフルエンサーマーケティングでは、消費者視点を取り入れた共感性が高いPRが可能です。その結果、ブランド認知を高めることができ、購買に繋がりやすくなります。

マーケティング手法の違い図解▼
マーケティング手法の違い

インフルエンサーも消費者なので、企業(生産者)目線ではなく、実際にその商品を使うユーザー(消費者)の立場で商品の説明をすることができます。その結果、商品の良さや使用イメージなどがより明確になり、認知・購買に繋がるというわけです。

TikTok Lab 運営
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口コミやレビューなどの第三者から間接的に情報が伝達することによって、より信憑性や信頼感が増すという心理効果(ウィンザー効果)も働きます。

インフルエンサーマーケティングでよく使われるSNS

YouTube(ユーチューブ)

YouTube(ユーチューブ)

インフルエンサーマーケティングと言えば、まず始めにYouTubeをイメージされる方も多いのではないでしょうか。

YoTubeは、長尺の動画でしっかりと商品訴求ができるので、他のSNSに比べて商品の魅力を存分に伝えることができます。また、ユーチューバーが商品を使った際の喜びや驚きなど、感情や心情が視聴者に伝わりやすいという特徴もあります。

動画内に商品の購入ページ遷移するボタンを設置したり、動画の説明欄に商品詳細とリンクを載せることもできるので、ユーザーのネクストアクションも促しやすいSNSです。

TikTok Lab 運営
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商材次第ではありますが、Youtubeは、再生単価10円~で金額設定されることが多いです。チャンネル登録者数が多くとも、平均再生数が少ないとあまり意味がないので、ユーチューバーに依頼する際にチャンネル登録者数はあまり参考になりません。

Instagram(インスタグラム)

Instagram(インスタグラム)

Instagramは、いわゆる「インスタ映え」をしやすい、美容やグルメ、ファッションなどの商品と相性が良いSNSです。PR投稿時には、商品名や商品に関連するワードのハッシュタグを付けて投稿をするので、自社商品のハッシュタグが付いた投稿を溜めていくことができます。

Z世代やミレニアル世代が商品購入を検討する際には、Instagramでハッシュタグ検索をして、表示された投稿に記載されている情報を元に購入するか否かを決めていることが多いので、口コミ集めのような役割にも期待できます。

「Z世代」とは…
Z世代とは、1990年代中盤〜2010年代終盤生まれの若年層を指す言葉。デジタルをうまく使いこなすことから「デジタルネイティブ」と呼ばれることもあります。
「ミレニアム世代」とは…
ミレニアル世代は、1980年代序盤~1990年代中盤生まれの世代を指す言葉。

TikTok Lab 運営
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Instagramはフォロワー単価で金額設定されることが多いです。1人~2人に依頼をするというよりも、複数人を同時起用して一気に拡散を狙うという使い方が主流です。

TikTok(ティックトック)

TikTok(ティックトック)

TikTokは、2022年10月現在、インフルエンサーマーケティングにおいて、最も注目されているSNSです。サービス開始からわずか4年で月間の利用者数が10億人を突破しており、2021年には「TikTok売れ」というワードがトレンドとなりました。

TikTokは、フォロワーが0人からでもバズれるアルゴリズムになっているため、再生回数が伸びやすかったり、「#ハッシュタグチャレンジ」というタグを使って、オリジナルの楽曲とオリジナルの振り付けで商品の認知を広められるという特徴があります。

TikTok Lab 運営
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TikTokも基本的にはフォロワー単価での金額設定ですが、最近では再生単価も加味されることが多くなっています。

Twitter(ツイッター)

Twitter(ツイッター)

Twitterは、投稿文字数が最大140文字までという制限があるため、しっかりと商品をPRしたい場合には向いていませんが、他SNSに比べてシェア(リツイート)がされやすいという特徴があります。

YouTubeやInstagramのようにアーカイブとしては残らないので、積上げの施策にはなりづらいですが、瞬間風速は他のSNSに比べてもずば抜けて高いです。

TikTok Lab 運営
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Twitterはフォロワー単価で金額設定されます。当記事で紹介しているインフルエンサーマーケティングの中では一番難易度が高いので要注意です。
Z世代とは?
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インフルエンサーマーケティングのメリット

インフルエンサーマーケティングのメリット

ここまでに、インフルエンサーの定義やインフルエンサーマーケティングがどのようなマーケティング手法なのかを紹介してきましたが、具体的にどのようなメリットがあるのかを詳細に説明します。

1.実施できる施策が多い

インフルエンサーマーケティングは、実施できる施策が多く、PRしたい商品やサービスによって使い分けることができます。

ギフティング

インフルエンサーに商品を提供し、実際に使用した感想をSNSに動画や画像で拡散してもらう認知向けの施策です。物品でなく、アプリなどのサービスを利用して紹介してもらうことも可能です。

サンプリング

ギフティングと同様に商品を提供し、提供したユーザー自身に商品を継続して利用してもらうことを目的とした獲得向けの施策です。SNSへの投稿はインフルエンサーの任意なので、拡散にはあまり期待できません。

座談会

インフルエンサーを商品発表会や座談会に招待し、イベントでの体験内容をSNSへ拡散してもらう認知向けの施策です。座談会の様子を動画撮影し、自社のアカウントで投稿することも可能なため、ブランドイメージ向上にも利用できます。

LIVE配信

インフルエンサーに商品を提供し、商品の説明や実際に使用した感想を、LIVE配信でリアルタイムに拡散してもらう認知向けの施策です。新商品の発表時などに活用することで、話題作りのきっかけにできます。

商品監修(コラボレーション)

インフルエンサーに商品監修やコラボを依頼し、商品の共同開発を行う施策です。企画段階から参画してもらうことになるので、インフルエンサー自身の思い入れも強くなりやすく、よりしっかりと販促をしてもらえます。

公式アンバサダー

商品の広告塔としてインフルエンサーを起用し、中長期的に商品の魅力を発信してもらう施策です。単発の施策ではないため、依頼したインフルエンサーのフォロワーに繰り返し訴求ができ、獲得を狙いやすくなります。

TikTok Lab 運営
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PR施策をいくつか記載しましたが、商品の特性やマーケティングの目的によって施策を選ぶことができるのは、インフルエンサーマーケティングの大きなメリットです。

2.ターゲティングがしやすい

美容系インフルエンサーであれば、美容に興味関心の高いフォロワーが、ファッション系インフルエンサーであればお洒落に興味関心の高いフォロワーが多いので、PRする商品のジャンルに合わせて選ぶことができます。

また、インフルエンサーに依頼する際には、そのインフルエンサーが抱えているフォロワーの男女比や年代も確認することができるので、美容に興味関心の高い20代~30代の女性というように、ピンポイントでターゲティング可能です。

3.エンゲージメント率が高い

インフルエンサーが自身の抱えているフォロワー(ファン)に向けて発信をするので、コメントやいいね、リツイート、シェアのされやすさは、広告に比べて一目瞭然と言えるくらいの違いがあります。

企業が消費者に対して、直接的にメッセージを発信するSNS広告は「邪魔でうざい」といったように嫌悪感を持たれがちですが、インフルエンサーが発信するPRに対しては好意的な意見が多いです。

4.商品やサービスへの意見を集められる

通常、消費者の意見を集めようとした場合、アンケートを実施したり、レビューを集める必要がありますが、インフルエンサーにPRをお願いすると、投稿のコメント欄で消費者のリアルな意見を見ることができます。

前述の通りですが、「企業 → 消費者」の一方的なコミュニケーションではなく、「消費者↔消費者」でのコミュニケーションを醸成できるので、忌憚なき意見が集まりやすいです。

5.フォロワー間で拡散されやすい

インフルエンサーマーケティングでは、フォロワー同士でのコミュニティが存在するため、フォロワー間での二次拡散にも期待できます。

そのため、コミュニティ内での広がりはもちろんですが、「〇〇が紹介してた商品使ってみた!」などといった口コミ投稿を増やすことができ、さらなる拡散を狙えます。

6.消費者目線で発信できる

企業発信の広告とは違って、インフルエンサーが実際に商品を使用した感想を投稿してくれるので、消費者目線での発信が可能です。

企業が自社の商品を「この商品良いですよ!」と言っても、消費者の心には響きませんが、影響力のあるインフルエンサーが率直な意見を発信するので、見ているユーザーの興味関心を得やすいです。

7.比較的安価で実施できる

インフルエンサーマーケティングの費用は、基本的にフォロワー単価で計算され、「フォロワー数×2円~4円」が相場です。例えば、フォロワー数が10万人のインフルエンサーに依頼をする場合、20万円~40万円になります。

PRを依頼する商品であったり、依頼をするインフルエンサーによって、上記の限りではありませんが、少なめの予算から試すことができます。

8.広告感が少なく受け入れられやすい

「広告=邪魔なもの」と認識しているユーザーが世の中には多く、インターネット上での広告を自動でブロックする「アドブロック」を導入しているユーザーも多いです。

インフルエンサーによるPR投稿(第三者配信)は、広告としての表示ではないため、アドブロックを導入しているユーザーにも情報を届けることができます。

9.効果測定が簡単にできる

インフルエンサーマーケティングのほとんどがSNS上で行われるため、表示回数や再生数(リーチ数)、コメント数、いいね数、リツイート数、シェア数など、投稿を見ればすぐに分かります。

またYouTubeであれば、YouTubeアナリティクス、Instagramであれば、プロフェッショナルダッシュボードというように、SNS毎にデータをひと目で確認できる機能もあるので、インフルエンサーに提出を依頼すると良いでしょう。

10.二次利用で広告配信ができる

通常、SNS広告を配信する際には「クリエイティブ制作 → 出稿 → 効果検証」を回す必要がありますが、インフルエンサーにPR投稿を依頼した動画や投稿内容をそのまま広告として使用できます。

PR投稿で反響が良かったものをそのまま使い回すことができるので、当たりクリエイティブになりやすく、広告感の少ない広告を打つことができます

インフルエンサーマーケティングのデメリット

インフルエンサーマーケティングのデメリット

マーケティングの側面において、とにかくメリットの多いインフルエンサーマーケティングですが、いくつかのデメリットも存在します。実施する前に注意すべき点をご紹介します。

1.コンテンツがクリエイター依存

インフルエンサーマーケティングのデメリットとして、投稿する内容がクリエイター依存になるため、企業側でコントロールしにくいという点がデメリットとして挙げられます。

事前に打ち合わせができれば良いですが、基本的には「オリエンシート」に訴求ほしいポイントやNG訴求ポイントを伝えるのみなので、中には想定と異なるコンテンツになってしまうこともあります。

「オリエンシート」とは…
PRをして欲しい商品のアピールポイントや言ってほしくないNGワードを記載するシート。オリエンシートに記載した内容を元に制作が進行されるので、事細かに記載する必要があります。

2.インフルエンサー選定が難しい

インフルエンサーマーケティングでは、どのインフルエンサーに依頼するかでPRの成功確率が大きく変わります。当然ではありますが、自社のPRしたい商品と親和性のないインフルエンサーに依頼をすると、失敗に終わるのは明白です。

そのため、商品との親和性をはじめとし、インフルエンサーの投稿の質や普段の投稿のエンゲージメント率、過去のPR投稿の実績など、細かに確認しつつ選定する必要があります。

3.コミュニケーションコストがかかる

インフルエンサーに依頼する方法は、代理店経由と直接やりとりの2種類です。代理店経由の場合、比較的スムーズに話を進められますが、「自社 ↔ 代理店 ↔ インフルエンサー」で連絡を取ることになるので、どうしても時間がかかってしまいます。

直接やりとりの場合は、代理店を挟まないので連絡自体はすぐにできますが、インフルエンサー自身に広告知識はないので、マーケティング担当から具体的に何をどのようにしたいのかをしっかりと伝える必要があります。

4.ステマによる炎上リスクがある

インフルエンサーマーケティングを行う上で特に注意しなければならないのが、ステマ(ステルスマーケティング)です。ステマは簡単に言うと、企業からの依頼であることを隠し、あたかもインフルエンサーが自発的に商品を紹介しているように見せることです。

ステマはフォロワーを欺く行為にあたるので、ステマであることが発覚すると、企業イメージが悪くなるのはもちろん、SNS等で炎上し本来の目的とは正反対の結果になります。

ステマ対策として投稿内容に【PR】表記をしたり、概要に【提供】表記をするように依頼をしましょう。

TikTok Lab 運営
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ステマではなくとも、モラルや配慮の足りないPRをしてしまうと炎上のリスクがあります。マーケティング担当者とインフルエンサーのどちらにもリテラシーが求められます。

インフルエンサーマーケティングの始め方

まずはPR施策の目的を決める

PR施策の目的は2つ
・新商品の販売に伴う認知向上
・利用者の購買意欲促進

インフルエンサーマーケティングを検討する際、まずはじめにPR施策を実施する目的を定める必要があります。目的によって依頼すべきインフルエンサーが変わるのはもちろんですが、投稿方法や掲載すべきSNSも変わってきます。

基本的に目的は1つに絞りましょう。企画内容にもよりますが、認知度向上施策と購買意欲促進施策では、アプローチ方法が異なるので、2つの目的を持たせると、どちらも中途半端な結果になる可能性があります。

目的に合わせてインフルエンサーを選定

目的毎のおすすめインフルエンサー
・認知向上=トップインフルエンサー、ミドルインフルエンサー
・販売促進=マイクロインフルエンサー、ナノインフルエンサー

認知向上が目的であれば、高い拡散力を持つトップインフルエンサー、販売促進が目的であればエンゲージメント率が高いマイクロインフルエンサーなど、実施したい施策に合わせてインフルエンサーを探すと良いでしょう。

注意すべき点としては、フォロワー数だけでインフルエンサーマーケティングが成功する訳ではないことです。フォロワー数はあくまで1つの指標にしかならないので、選定時には最低限、下記の項目も確認しましょう。

インフルエンサー選定時の確認事項
・商品とインフルエンサーの相性
・インフルエンサーの投稿の質
・フォロワーの属性(男女比、年代)
・過去のPR投稿内容
・過去のPR投稿実施時の数値
・直近10投稿~30投稿の平均再生数

など、フォロワー数を軸に目的や企画に沿ってインフルエンサーを選定していく必要があります。インフルエンサーごとに依頼に必要な費用も異なる為、PR予算の確認も事前に行っておきましょう。

TikTok Lab 運営
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インフルエンサーマーケティングは意味ない、効果ないなどという人もいますが、広告効果が出ないのは、PRを実施する目的の設定や選定が上手くいっていないためです。

インフルエンサーマーケティングの成功事例

YouTubeのインフルエンサーマーケティング事例

投稿元:Hikakin TV│Youtube

チャンネル登録者1,000万人を超える人気ユーチューバー「ヒカキン(HIKAKIN)」さんとユニバーサル・スタジオ・ジャパンのタイアップ動画です。YouTubeにおいて高い拡散力を持つ、ヒカキンさんを起用することで圧倒的な動画再生数を記録しています。

本動画以外にも、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの動画を公開しており、複数回に渡って紹介をすることで、より視聴者への印象が残りやすくなっている事例と言えます。

Instagramのインフルエンサーマーケティング事例

投稿元:渡辺直美│Instagram

こちらはお笑いタレントの渡辺直美さんと東京ディズニーランドのタイアップ投稿です。お笑いタレントだからこそのユニークな写真がたくさんの人に印象付け、いいねの数が40万件を超え、コメントも1,700件以上で反響を生んでいます

本投稿は、「夏5ウィークデーパスポート(夏季限定)」のコラボで実施しているため、「#夏5でやってみた」のハッシュタグを付けて投稿しています。真似をしてこのハッシュタグを付けて投稿するユーザーも続出し、二次拡散にも成功しています。

TikTokのインフルエンサーマーケティング事例

山之内すず #ティロリチューン出典:TikTok for Business

日本マクドナルドが、女優の山之内すずさんを起用し行ったハッシュタグチャレンジの事例です。内容は「#ティロリチューン」というハッシュタグを付けて、ポテトの揚がった「ティロリ♪」の音に合わせダンスをしながら、500円バリューセットを食べるというものです。

認知度獲得と来店促進を目的に実施された当施策ですが、結果として、大バズりし配信を行った23日間で総再生数1億回と5万件のユーザー動画投稿を獲得しています。

Twitterのインフルエンサーマーケティング事例

投稿元:えなこ│Twitter

日本でもっとも有名なコスプレイヤー「えなこ」さんと日本コカ・コーラ株式会社のタイアップ投稿です。缶コーヒーのジョージアがガンダムとコラボした際に、ガンダムに登場する「セイラ・マス」のコスプレで商品を紹介しました。

えなこさんは日常的にコスプレ写真を投稿しているので、広告・宣伝感も薄く、フォロワーからのコメントも好意的なものが多く見受けられました。写真を見てひと目で何の宣伝をしているのかが分かるのも良いです。

インフルエンサーマーケティング会社おすすめ6選

インフルエンサーマーケティング会社おすすめ

インフルエンサーマーケティング会社とは、インフルエンサーマーケティングを行う際のキャスティングや企画コンサル、効果分析などの支援を行ってくれる会社の総称です。

インフルエンサーマーケティング会社は大きく分けて「ディレクション型」「プラットフォーム(マッチング)型」の2つが存在します。

ディレクション型
キャスティングや企画、PR施策後の効果分析までワンストップで実施できるため、コミュニケーションコストがほとんど発生しない。金額はプラットフォーム型より高くなる傾向。

プラットフォーム型
サービスに登録しているインフルエンサーとマッチングする必要あり。企画は自社などもすべて自社で行う必要があり、インフルエンサーとのコミュニケーションも密に取る必要がある。

TikTok Lab 運営
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自社で行うにはリソースが足りない場合やインフルエンサーマーケティングに関する知識が十分で無い場合は、ディレクション型のインフルエンサーマーケティング会社に依頼するのがおすすめです。

ディレクション型おすすめマーケティング会社3選

UUUM / UUUM(ウーム)株式会社

UUUM / UUUM(ウーム)株式会社出典:UUUM

主要SNS YouTube
主なインフルエンサー HIKAKIN
はじめしゃちょー
水溜りボンド など
費用(予算) 要相談

UUUMは、国内最大規模のYouTubeマーケティングを展開する企業です。日本を代表するユーチューバー「HIKAKIN」や「はじめしゃちょー」をはじめ、圧倒的な数のクリエイターが在籍しています。

マルチクリエイターからゲーム実況、美容、ホビーなど様々な系統のクリエイターが在籍するため、幅広い業種に対応できるのが魅力です。

UUUM公式サイトはこちら

#GROVE / GROVE株式会社

#GROVE / GROVE株式会社出典:GROVE

主要SNS YouTube、TikTok
主なインフルエンサー パパラピーズ
なえなの
むくえな など
費用(予算) 要相談

#GROVEは、美男美女系の10代~20代の比較的若い世代のインフルエンサーが多く在籍しています。

美容・ファッションに興味関心の強いターゲットへの拡散力に定評があり、YoutubeだけでなくInstagramやTikTokを使ったマーケティングも得意とします。

GROVE公式サイトはこちら

PPP STUDIO / PPP STUDIO株式会社

PPP STUDIO / PPP STUDIO株式会社出典:PPP STUDIO

主要SNS TikTok
主なインフルエンサー アイルトンモカ
Kevin’s English Room
ハウスダスト など
費用(予算) 要相談

PPP STUDIOは、TikTokerを中心とする事務所の中で最大規模のクリエイター数と総フォロワー数を誇っています。

インフルエンサーによるPR投稿はもちろん、TikTok広告の運用やアカウント運用など、幅広いインフルエンサーマーケティングを実施することができます。

PPP STUDIO公式サイトはこちら

プラットフォーム型おすすめマーケティング会社3選

Cast Me! / 株式会社PLAN-B

出典:Cast Me!

主要SNS Instagram
導入企業社数 2,000社
インフルエンサー数 5,000人
費用(予算) 0円~

Cast Me!(キャストミー)は、プラットフォーム型のインフルエンサーマーケティングツールの中で最も機能が多く、効果分析まで行いやすいのが特徴です。

利用できる機能に制限はありますが、月額費用や初期費用0円で始められるので、インフルエンサーマーケティングツールの利用を検討しているのであれば、まずはCast Me!の利用をおすすめします。

Cast Me!公式サイトはこちら

トリドリマーケティング / 株式会社トリドリ

トリドリマーケティング / 株式会社トリドリ出典:トリドリマーケティング

主要SNS Instagram、Twitter、Youtube
導入企業社数 8,500社
インフルエンサー数 30,000人
費用(予算) 月額4万円~

トリドリマーケティング(toridori marketing)は、マーケティング担当者向けのアプリを提供しているので、アプリ上でインフルエンサーとのやり取りが可能です。

料金形態はいくつかありますが、一番シンプルなプランだと、月額4万円で100人にPR依頼をすることができるので、質よりも量にこだわったPR施策が実施できます。

トリドリマーケティング公式サイトはこちら

クラウドキャスティング / BIJIN&Co.株式会社

クラウドキャスティング / BIJIN&Co.株式会社出典:クラウドキャスティング

主要SNS Instagram
導入企業社数 不明
インフルエンサー数 35,247人
費用(予算) 要相談

クラウドキャスティング(CLOUD CASTING)は、エイベックスや吉本興業を始めとし、さまざまな芸能プロダクションとの提携をしているので、各プロダクションの所属タレントの中から、目的に合うキャストを検索することができます。

もちろん、芸能人以外のインフルエンサーも多数おり、キャスト報酬が0円~の自由設定なので低コストでサービスを利用できる点も魅力的です。

クラウドキャスティング公式サイトはこちら

インフルエンサーマーケティングまとめ

インフルエンサーマーケティングまとめ

インフルエンサーマーケティングの概要や始め方、メリット・デメリット、各SNSでの成功事例を紹介しました。

インフルエンサーマーケティングも従来のマーケティング施策と同様に継続的に実施し、収集したデータを次の施策に活かすという、PDCAサイクルを回すことが重要です。

比較的低予算から始めることができるので、インフルエンサーマーケティング企業を活用してみると良いでしょう。