「TikTokのハッシュタグチャレンジって何？」
「ハッシュタグチャレンジの事例が知りたい」
というように、TikTokのハッシュタグチャレンジについて知りたいという、マーケティング担当者の方も多いと思います。
そこでこの記事では、TikTokハッシュタグチャレンジの概要やハッシュタグチャレンジの成功事例、実施費用やメリットを紹介しています。
また、ハッシュタグチャレンジ実施時のコツやおすすめの代理店も記載しているので、ぜひ参考にしてください。
TikTokのハッシュタグチャレンジとは？
出典：TikTok for Business│2022 Q3 MEDIA GUIDE 簡易版
TikTokのハッシュタグチャレンジとは、TikTok広告メニューの数ある中のひとつで、ユーザーに動画投稿を促し、商品やサービスの認知を広めることを目的とした手法です。
ハッシュタグチャレンジ広告は、「#〇〇チャレンジ」などというタグを使って、オリジナルの楽曲とオリジナルの振り付けで商品の認知を広められるという特徴があります。
ユーザー参加型の広告なので、エンゲージメントが高いのはもちろんですが、チャレンジが広まりやすいので拡散力が非常に高いです。ユーザーが自発的にコンテンツを作成するので、高品質なUGCを多く生み出すことができ、ユーザー起点で拡散できます。
「UGC」とは…
UGCとは、User Generated Contents の略語で、ユーザー生成コンテンツのこと。企業側ではなく消費者であるユーザーによって制作・発信されるコンテンツを指す。
https://tiktoklab.jp/tiktok-ad/
ハッシュタグチャレンジの成功事例
日本マクドナルド「#ティロリチューン」
日本マクドナルドが、女優の山之内すずさんを起用し行ったハッシュタグチャレンジの事例です。内容は「#ティロリチューン」というハッシュタグを付けて、ポテトの揚がった「ティロリ♪」の音に合わせダンスをしながら、500円バリューセットを食べるというものです。
認知度獲得と来店促進を目的に実施された当施策ですが、結果として、大バズりし配信を行った23日間で総再生数1億回と5万件のユーザー動画投稿を獲得しています。
株式会社ユニクロ「#UTPlayYourWorld」
出典：ユニクロ
ユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」が実施したハッシュタグチャレンジの事例です。内容は、グローバルインフルエンサー選出オーディションとして、世界中のユニクロ店舗や公式SNSで流れる映像への出演をするインフルエンサーを募集するというものです。
当施策は、約3.3億回の視聴数を記録し、世界で最も視聴された日本発のキャンペーンとなりました。約2週間のキャンペーンでしたが、投稿数が18万件を超え、総エンゲージメント数も4300万件と凄まじい結果を生み出しました。
ライオン「#顔の印象は歯で変わる」
ライオン株式会社が、新商品のPR施策として実施したハッシュタグチャレンジの事例です。明るく白い歯を擬似体験できる「オリジナルブランドエフェクト」によって、実際に歯が白くなった自分をイメージしやすくしています。
2ヶ月に渡って実施された当施策ですが、結果として、動画投稿数が2万6000本以上、合計視聴回数は約2億4000万回に上っています。
白い歯のエフェクトを体験したユーザーは17万人を突破しており、各投稿には「歯の白さって大事」「明るく白い歯は自信が持てる」など、ポジティブなコメントも多く付いています。
コーセー「#そろいもそろってメイク落ちない」
株式会社コーセーが、「メイク キープ ミスト EX」のパワーアップリニューアルのタイミングで、NiziUを起用して実施したハッシュタグチャレンジの事例です。ウィンクや困り顔をする度に顔にミストが降りかかるエフェクト効果も採用しています。
当施策は、2021年4月に行われた施策ですが、同社は1月にも「#まつ毛ダンスチャレンジ」というチャレンジを行っており、その際に大きな反響があったということで繰り返して施策を実施しています。
薬用石鹸ミューズ「#手洗いチャレンジ」
出典：薬用石けん「ミューズ」による、正しい手洗い方法を啓発するハッシュタグチャレンジの事例です。当企画には、TikTokで多くのフォロワーを持つトップクリエイターが多数参加しています。
「#手洗いチャレンジ」は、オリジナルの楽曲やダンス、ブランドエフェクトで、正しい手洗い方法が分かるコンテンツで、自社の理念である「より人々の健康で幸せな生活を支援する」を体現した施策となっています。
ハッシュタグチャレンジの費用は2,000万円～
出典：TikTok for Business│2022 Q3 MEDIA GUIDE 簡易版
| 費用 | 2,000万円～ |
|---|
TikTokハッシュタグチャレンジの費用は、2022年10月現在で2,000万円～です。ハッシュタグチャレンジの費用は時期によって変動するので、実施を検討する際は先に確認するようにしましょう。
ハッシュタグチャレンジの中でも、「スタンダードハッシュタグチャレンジ」「プレミアムハッシュタグチャレンジ」「ミッションハッシュタグチャレンジ」など、いくつかのプランがあり、広告の掲載期間やインプレッション保証数が異なります。
TikTok広告メニューの中でも高い金額設定になっていますが、圧倒的なリーチとエンゲージメントに期待できます。
「インプレッション保証数」とは…
インプレッション保証数とは、表示回数(インプレッション数)が保証されることです。一定回数表示されるまで、広告の掲載が続くことを指します。
ハッシュタグチャレンジの3つのメリット
1.圧倒的なリーチとエンゲージメント
ハッシュタグチャレンジは、バナーやおすすめハッシュタグ、Top Feed(起動画面広告)、レコメンドのおすすめ(インフィード広告)に表示ができるので、ユーザーの目に止まりやすく、チャレンジへの参加を促しやすくなっています。
ハッシュタグによる拡散力の高さはもちろんですが、ユーザーがチャレンジに参加して二次拡散を行ってくれるので、結果として圧倒的なリーチとエンゲージメントを得ることができます。
2.商品がユーザーの印象に残りやすい
ハッシュタグチャレンジは、リズムが癖になる音楽や真似をしたくなるようなダンスで動画投稿を行うので、他の広告に比べて、視聴したユーザーの印象に残りやすいという特徴があります。
その結果、商品やサービスの認知拡大はもちろん、購買意欲をかき立てたり、ブランド価値向上を狙うことができます。
3.高品質なUGCを多く生み出せる
ハッシュタグチャレンジでは、ユーザーが自発的にコンテンツを作成するので、高品質なUGCを多く生み出すことができます。インフルエンサーが投稿した動画は、広告感も薄いので嫌悪感を持たれることもほとんどありません。
企業事例にも記載をしましたが、投稿数や再生数、エンゲージメントの多さが高品質なUGCを多く生み出していることを証明しています。
ハッシュタグチャレンジ実施時のコツ
1.印象に残る楽曲や振り付けを使う
ハッシュタグチャレンジを実施する際は、ユーザーに「自分もやってみたい！」と思ってもらえないと投稿数や再生数が伸びにくいので、印象に残りやすい楽曲やダンスを使うor作るようにしましょう。
ただし、分かりにくい楽曲や振り付けを使うと、ユーザーが真似できずに拡散力が弱まってしまうので、できる限り簡単でコミカルなものにすると良いでしょう。
2.インフルエンサーにチャレンジを依頼する
ハッシュタグチャレンジを実施する際、楽曲や振り付けを真似しやすいものにするのが最も重要ですが、拡散力を最大化するにはインフルエンサーを起用し、キャンペーン開始直後に投稿してもらうと良いです。
インフルエンサーに動画投稿を依頼することで、インフルエンサー自身が抱えるフォロワーへの拡散も可能ですし、拡散の起点になりやすいので使わない手はありません。
おすすめ広告代理店 / PPP STUDIO株式会社
画像：PPP STUDIO
| 主要SNS | TikTok |
|---|---|
| 主なインフルエンサー | ・アイルトンモカ ・Kevin’s English Room ・ハウスダスト など |
| 費用(予算) | 要相談 |
TikTok広告を広告代理店に依頼するのであれば、PPP STUDIO株式会社がおすすめです。PPP STUDIOは、TikTokerを中心とする事務所の中で最大規模のクリエイター数と総フォロワー数を誇っています。
インフルエンサーによるPR投稿はもちろん、TikTok広告の運用やアカウント運用など、幅広いマーケティング施策を実施できます。自社で多くのTikTokerを抱えているので、ノウハウも多く成果を出しやすいです。
TikTokハッシュタグチャレンジまとめ
TikTokのハッシュタグチャレンジの概要や企業の成功事例、実施時の費用やコツ、得られるメリットを紹介しました。
ハッシュタグチャレンジは、TikTok広告の中でも最低出稿金額が高めなので実施は難しいかもしれませんが、圧倒的なリーチとエンゲージメントに期待できるので、費用対効果はかなり良い広告です。
ハッシュタグチャレンジを実施して得られるメリットをしっかりと把握した上で、実施する際のコツを参考にしてぜひ検討してみてください。
