「TikTokビジネスアカウントって何?」
「ビジネスアカウントのメリット・デメリットは?」
「個人アカウントとの違いや切り替え方法は?」
というように、TikTokビジネスアカウントについて知りたいという方は多いと思います。
そこでこの記事では、TikTokビジネスアカウントの概要を始めとし、ビジネスアカウントのメリットやデメリットを公式よりも詳細に紹介しています。
また、個人アカウントからビジネスアカウントへの切り替え方法も画像付きで詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてください。
TikTokビジネスアカウントとは?
TikTokには、「個人アカウント」と「ビジネスアカウント(プロアカウント)」の2種類があります。
ビジネスアカウントに切り替えることで、個人アカウントに備わっている機能に加えて、「投稿動画分析」「インサイト分析」「プロフィール情報追加」「商用楽曲ライブラリーの利用」など、運用に必要不可欠な機能が利用できます。
ビジネスアカウントへの切り替えは、料金は掛からず無料で行うことができ、アプリ内で簡単に設定できます。個人アカウントとビジネスアカウントでは運用のしやすさに大きな違いがあるので、設定は必ず行いましょう。
TikTokビジネスアカウントにする5つのメリット
1.動画投稿の分析ができる
動画分析では、「パフォーマンス分析」「視聴者分析」の2種類のデータを確認可能です。
パフォーマンス分析では、再生数や視聴回数など、投稿した動画に対して視聴したユーザーが何かしらのアクションを行った数を計測でき、視聴者分析では、動画を視聴したユーザーのデータを確認できます。
動画分析は、投稿した動画の右下にある「詳細データ」をタップすることで確認できます。
パフォーマンス分析
リアクション数 | 再生数、いいね数、コメント数、シェア数、セーブ数 |
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合計再生時間 | 投稿した動画が再生された合計時間 |
合計視聴回数 | 投稿した動画が再生された合計回数 |
動画をフル視聴 | 投稿した動画が最後まで再生された回数 |
新しいフォロワー | 投稿した動画をきっかけにフォローされた数 |
継続率 | 特定の時間に動画を視聴している視聴者の割合 |
トラフィックソース | 視聴者がTikTok内のどこで動画を見つけたか |
パフォーマンス分析を確認することで、どういった動画を投稿すればリアクションをしてくれたり、再生数や視聴回数が伸びやすいかを把握できます。
視聴者分析
総視聴数 | 動画を視聴したユーザーの数 |
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性別 | 動画を視聴したユーザーの性別 |
年齢 | 動画を視聴したユーザーの年齢 |
上位のロケーション | 動画を視聴したユーザーの国/地域 |
パフォーマンス分析と合わせて確認することで、「こういう動画が20代の男性にウケる」という方向性が分かってくるので、企画が立てやすくなります。
2.インサイト分析でアカウントの成長が分かる
エンゲージメント | 選択した期間の動画視聴数、プロフィール表示回数、いいね数、コメント数、シェア数 |
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動画投稿 | 直近7日間の動画投稿数 |
人気急上昇の動画 | 直近7日間で視聴数が爆速で増えた動画 |
トータルフォロワー数 | フォロワー数増減の推移グラフ |
新しいフォロワー | 直近7日間で増加したフォロワー数 |
成長率 | 前週と比べてのフォロワー数の増減 |
性別 | フォロワーの男女比率 |
主な地域 | フォロワーの地域分布 |
フォロワーアクティビティ | フォロワーがアクティブな曜日と時間帯 |
動画投稿の分析が動画単位のデータに対し、インサイト分析ではアカウントステータスを確認できます。インサイト分析を確認することで、自身のアカウントが成長できているのかをすぐに把握できます。
また、インサイト分析には、自身が行ったLIVE配信のデータを確認できる「LIVEセンター」という項目もあります。詳細は下記に記載
インサイト分析は、プロフィール画面の右上にあるメニューアイコンをタップし、クリエイターツール内のインサイトから確認することができます。
3.LIVEセンター(LIVE分析)が利用できる
総視聴数 | 選択した期間の再生数、ユーザー数、平均視聴時間、最大同時視聴者数 |
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新規フォロワー | 選択した期間の新規フォロワー数、コメントしたユーザー数、いいね数、シェア数 |
ダイヤ | 受け取ったダイヤモンド数、ギフトを贈ったユーザー数 |
合計時間 | LIVE配信の時間、LIVE配信の頻度 |
セクション別視聴数 | LIVE配信への流入経路 |
TikTokビジネスアカウントにすることで、動画投稿の分析だけでなく、LIVE配信の分析も行えるようになります。TikTokライブにはアーカイブ機能がないため、過去のデータはLIVE分析でのみ確認可能です。
LIVE分析は、プロフィール画面の右上にあるメニューアイコンをタップし、クリエイターツール内のLIVEセンターから確認することができます。
4.プロフィール情報の追加
TikTokビジネスアカウントの4つ目のメリットとして、プロフィールに商品やサービスのリンクや連絡先情報など、ビジネスに関する情報を追加できるようになります。
個人アカウントでは、フォロワー数が1,000人にならないと外部リンクを設置できないので、アカウント開設時から自社ページへ集客できるのは強みと言えます。
プロフィール情報の追加は、プロフィール画面にあるプロフィール編集ボタンをタップし、ウェブサイトとメールに入力すると完了します。
5.商用楽曲ライブラリの利用
TikTokビジネスアカウントの5つ目のメリットは、「商用楽曲ライブラリ」が利用可能になる点です。商用楽曲ライブラリは、適切なライセンスを取得している楽曲なので、著作権侵害のリスクがなく、安心して利用できます。
個人アカウントでは、使用したい楽曲が商用利用可能かどうかの判断が付かなかったり、商用利用不可な楽曲が混ざっていたりで無駄な労力が必要になってしまいます。
デメリットは流行りの楽曲が使えない場合があること
TikTokビジネスアカウントのデメリットは1つで、流行りの楽曲が使えない場合があるということです。
メリットの部分でも紹介をしましたが、TikTokビジネスアカウントに切り替えると、個人アカウントでは「楽曲」と表示されていた部分が「商用楽曲ライブラリ」に変更され、商用ライセンス未取得の楽曲は利用不可になります。
流行りの楽曲であるにも関わらず、その楽曲が商用ライセンスを未取得というケースもよくあります。使いたい楽曲があるのに使えないというのはデメリットと言えるでしょう。
【2022年10月18日追記】ライブラリの選択が可能に
TikTok Lab編集部が動画投稿をしようとしたところ、通常の楽曲ライブラリと商用楽曲ライブラリの切り替えが可能となっていました。
この変更により、商用ライセンス未取得の楽曲も選択可能となったため、ビジネスアカウントに切り替えるデメリットはゼロになりました。
TikTokビジネスアカウントへの切り替え方法
STEP1:プロフィール右上のメニューアイコンをタップ
まずは、TikTokアプリ内のプロフィールページを開き、画面右上の「メニューアイコン」をタップします。
すると、画面下部にメニューが表示されるので、「設定とプライバシー」をタップし、設定画面を開きます。次に、設定画面の最上部にある「アカウント管理」をタップしましょう。
STEP2:ビジネスアカウントに切り替えるをタップ
アカウント管理画面を開くと、「ビジネスアカウントに切り替える」の表示があるので、タップしましょう。
すると、ビジネスアカウントの簡単な説明が表示されるので、「次へ」をタップし、ビジネスアカウントの設定に入りましょう。
まず初めに、アカウントのカテゴリーを選択しましょう。選択すると、「次へ」がタップできるようになります。
STEP3:連絡先と自己紹介を追加する
次にメールアドレスや自己紹介文を入力する画面が表示されるので、それぞれ入力し確定で画面を進めると、ビジネスアカウントへの切り替えが完了します。
すでに自己紹介文などを入力済みの場合は、上記画像の限りではなく、入略が省略されることもあります。
TikTokビジネスアカウントはやめることも可能
STEP1~STEP2と同様の手順で、ビジネスアカウントを解除して、個人アカウントに切り替えることも可能です。
ビジネスアカウントのメリットがあまりに多いので、個人アカウントに戻す場面はほとんどありませんが、リスクは承知の上で流行りの楽曲をメインに使っていきたいという場合には、検討してみても良いでしょう。
TikTokビジネスアカウントまとめ
TikTokビジネスアカウントの概要やメリット・デメリット、個人アカウントからビジネスアカウントへ切り替える方法を紹介しました。
TikTokを活用したマーケティング手法は様々ですが、公式アカウントの運用は広告予算を掛けずに行える効果的な施策なので、まずはビジネスアカウントを作るところから始めてみましょう。
参考:【